洞爺丸台風

台風１５号が過ぎ去ったあと急に秋の模様になった函館ですが、今日２６日は「洞爺丸台風」で多くの方が犠牲になった日でもあります。昭和２９年９月２６日の夜半洞爺丸は沈没1155名の他、北見丸70名、日高丸56名、十勝丸57名の計1338名の犠牲者を出しました。原因などは諸説あるようですが3800ｔもある大型新鋭連絡船の事故については関係者の落胆も相当なものだったと思われます。現在のような気象設備やレーダーの性能も高くなかったようで自然相手のものは現在でも不可測なことが多くあるようです。洞爺丸遭難事故の翌年に七重浜に建立された「台風海難者慰霊之碑」は小公園として周辺は大型ショッピングセンターや温泉リゾート等が建ち並び、事故当時を偲ぶものはありません。